Friday, 19/4/2019 | 2:45 UTC+9

【予想】幕之内一歩はアルフレド・ゴンザレスに負ける

週刊少年マガジンの人気ボクシング漫画「はじめの一歩」が熱い。

ここ数年、はじめの一歩は読者の間でも、面白い試合が減ったことで、人気がかなり低迷していた印象だったが、ヴォルグ・ザンギエフの世界戦あたりから、かつての面白さが戻ってきつつある。
現在、主人公の幕ノ内一歩は世界前哨戦と位置づけて、メキシコの世界ランカーWBAランキング2位のアルフレド・ゴンザレスと対戦中である。先日、Yahoo!ニュースなどで一歩が18年(連載年数)ぶりのダウンを奪われたことでも注目度が増している試合である。読者の中でも、この試合、一歩が「勝つか負けるか?」など「勝ったあとの展開、負けたあとの展開」などで予想がわかれている。ちなみに、筆者の予想では幕ノ内一歩は完全なKO負けを喫するという予想だ。その根拠をいくつか上げていこうと思う。

 

 

登場人物

幕ノ内一歩: 24戦23勝(23KO)1敗の元日本フェザー級王者。8度の防衛後に返上。唯一の負けは、伊達英二が持つ日本タイトル初挑戦時の1敗のみ。


アルフレド・ゴンザレス:23戦21勝(17KO) 2敗。メキシコ人。リカルド・マルチネスの持つ、WBAフェザー級のタイトルに2度挑戦し、2度とも敗北している。

 

 

一歩の対戦相手・ゴンザレス

一歩の対戦相手のゴンザレス。一見、強そうには見えないが・・・・。

 

 

 

1.一歩を勝たせる理由がない

連載からかなり年月は経つ週刊少年マガジンの看板漫画であるが故に、もし、主人公の一歩が勝ってしまった場合、次はリカルド・マルチネスとの世界戦を書かざるを得なくなり、連載終了が近づいてしまう。リカルド・マルチネスは中軽量級では作中最強のボクサーであり、この人物と一歩を戦わせる事はまだまだないだろうと考えられる。また、一歩以外の主要な登場人物、宮田一郎、千堂武士、真柴了など世界挑戦を視野に入れているメンツや、同じジムの鷹村守の三階制覇や、青木・木村の日本タイトルマッチ、板垣学の再起戦など書かなければならない試合が山ほど残っているのである。一歩を勝たせてしまうという事は物語を前進させなければならず、一歩以外のストーリーとの兼ね合いで、いろいろ不都合が生じる可能性も出てくる。

 

 

 

2.板垣学の敗戦

誰もが簡単に勝つであろうと予想したスピードキング板垣の敗戦。冴木・唐沢という1流のアウトボクサー達にスピード勝負に勝ち、A級トーナメントを制した板垣学が一度、プロのリングで勝っている今井京介に1RKO負けをするという展開で読者は歓喜した。1度起きた「まさか」の展開は、また起きる。敗戦後の板垣が控室の中で試合をモニター越しに観戦する青木と木村に対して「先輩は絶対にやってくれますよ。まっすぐ、頂点までいく人ですから」と傷ついた表情で語っているが、そうすんなり行くはずがないという作者の裏の意図が込められている気がしてならない。鴨川ジムの勝ち組2人が負けるという今までなかった展開を森川ジョージが描くはず。

 

 

 

3.弱くなっている? & ゴンザレスはリカルドの劣化コピーではない

試合前から、鷹村を筆頭に、一歩が弱体化しているという発言が何度が登場している。実際に、弱くなっているかどうかはさておき、おそらく、メンタル面での弱さが考えられる。一歩はまがりなりにも、(リカルド・マルチネスを視野に)世界挑戦を考えているが、頭の中にはリカルド・マルチネスと戦う事などこれっぽっちも考えておらず、練習の成果を試合で出すことを一番に考えている。一方、対戦相手のゴンザレスは2度マルチネスに挑戦し、2度とも負けているが、それでもあきらめず、3度目を熱望して、他団体のベルトには挑戦せず、練習に打ち込んでいる。見ている物が全然違うのである。また、別の見方として、ゴンザレスは沖田圭吾と被るという理由でゴンザレスを負けと予想する意見もあるが、今回は当てはまりそうもない。沖田圭吾は一歩がかつて敗北した伊達英二と戦う3試合前に戦った日本ランカーで、伊達英二の後輩選手である。この沖田圭吾は、伊達英二のファイトスタイル模倣した選手として一歩の前に立ちはだかったが、模倣は本物を超えられないという事で、一歩にKO負けした選手。ゴンザレスも同様にリカルド・マルチネスも手本としファイト・スタイルも非常によく似ているが、この試合の解説席にいる 伊達英二曰く「似て非なるもの」という事で、沖田の時のような理由では負けないという事が事実上、確定した。

 

 

 

4.ゴンザレスは無傷で死神モードも懸念材料にはならない

1Rのゴングが鳴ってからというもの、一歩がゴンザレスに与えたパンチは2Rの肝臓打ち(リバーブロー)1撃のみ。それ以降は終始、ゴンザレスの掌の上で踊らされて、ダウンを奪われ、ダメージは濃厚。ダウンから立ち上がるも、強烈なジャブをもらい続けており良いところはゼロ。一歩が相手を崩して、勝機を呼び込んだ描写や失策を誘発させるような描写はひとつもない。また、それに、準ずるような伏線なども見当たらず、ここから一歩が勝つにはゴンザレス自身の失策や一歩のラッキーパンチに期待する以外なく、これで一歩が勝ってしまったら、それこそ拍子抜けの状態である。次にリカルドと戦おうという男が相手の失策やラッキーパンチで勝ってしまうと、リカルド・マルチネスとの試合が面白くなるわけがない。また、ゴンザレス側の懸念材料でもある「死神(ミキストリ)モード=凶暴性を全面に出した戦い方」は一歩の勝利の活路になるという予想もあるが、この死神モードのリスクは防御がおろそかになるという点だが、ゴンザレス陣営も承知の上で見守る事に終始している。死神モードに入ったゴンザレスは一歩の土俵でもある接近戦で激しく打ち合いを演じているように見えても、ゴンザレスはスリッピングアウェイなどの高等技術を織り交ぜ、一歩の攻撃を全て、無効化しており、この時点でゴンザレスは無傷。ダウン後に出した沢村を破ったデンプシー・ロール(進化版)も失敗した今、一歩が持っている引き出しは、空っぽの状態。今までの経験全て否定されたわけです。そんな、すがる物が一切ない自分の何を信じていいのかわからない疑心暗鬼の状態で一歩が勝つのはまず無理だろうと考えられる。

 

 

 

5.一歩の最大の味方島川レフェリーがいない

長々と一歩が負ける理由を書いてきたが、今回一歩が負ける一番の理由-それは、あの人の存在。

一歩の味方 島川レフェリー

一歩の味方 島川レフェリー

レフェリーの島川さん。今回、WBAの世界ランカー同士の試合のためなのか主審は、いつもの島川レフェリーに代わり、外国人のレフェリーに変わっています。いつも、一歩が 真田、島袋、沢村、マルコム・ゲドー、ウォーリーなどのボクサーからめった打ちにされて、どう考えても、試合を止めたほうがいいようなレベルでも、一歩の勝ちを信じて、試合を続行させた幕之内一歩の最大の味方です。しかし、リングには彼の姿はありません。ゆえに、次のダウンで試合は強制終了となり、TKOで一歩の負けというわけです。次回は作者取材のため、休載となり、6月11日の発売号かその次の号で一歩が負けていると予想します。

ゴンザレス戦の外国人レフェリー

ゴンザレス戦の外国人レフェリー

 

 

 

 

 

6.敗戦後の展開

まず、ゴンザレスがなぜ2位として登場したかという点を考える必要がある。2位の上には当然1位の選手がいるわけだが、王者リカルドマルチネスは指名試合でなくとも、1位と戦う事にしているため、まだ描かれていない1位の選手はリカルド・マルチネスに瞬殺され、一歩に勝ったゴンザレスは晴れて1位にランクアップし、マルチネスとゴンザレスが三度目の決定。そして、ゴンザレスとリカルド・マルチネスとの対戦がコミックス1.5冊程度の善戦をするが惜しくもKO負け。その光景を見た一歩が世界との厚くて高い壁を実感するという流れになるのではないかと-

いずれにしても、見逃せない展開のはじめの一歩。長らく読んでいない人は、コミックス100巻以降から読んでみることをオススメします。

はじめ一歩107巻

一歩のダウンシーンが収録されている 最新刊107巻は6月17日発売。

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